「太陽の塔」と「明日の神話」は一対の作品?岡本太郎ってやっぱりおもろい!(長文)

[:イヒヒ:]最近放送された夏休みに行きたい!シリーズ(1)岡本太郎「太陽の塔」(TV東京:美の巨人たち)と、芸術は爆発だ!〜出張!岡本太郎記念館〜(NHK BS:迷宮美術館)、そして、追悼:岡本敏子特集(当サイト記事)らをCMカットしてDVD1本にまとめたのを機に記事を書こうと思う。

合わせて丁度2時間位、何度見返しても適度な時間になって良かった〜(笑)。
太陽の塔の特集は…[:next:]

[:ピピピ:]そこから派生するテーマに絞って描いていたので、かえって岡本太郎の魅力が伝わってきた。

例えば、こんなエピソード。
現代建築家丹下健三の設計したテーマ館の屋根の模型を見て、「こいつをボカンと打ち破りたい衝動がムラムラと沸き起こる」と岡本太郎。

既に出来上がっている建設プランを覆す様な発言に、周囲は最初戸惑った様だが、説得を続けるうちに若い人達を中心に賛同者が増えて行った。

そして、あの70mもある3つの顔を持つ「太陽の塔」を造り上げた!
そんないくつものエピソードと共に、太陽の塔、そして太郎の側面に迫る。

番組は、公式長編記録映画 日本万国博(当サイト記事)の映像と太郎自身の存命中のインタビューを交え、コンパクトに進む。お父さんと子供の触れ合いも描く。

公式長編記録映画 日本万国博
公式長編記録映画 日本万国博

[:聞き耳を立てる:]「未来に向かう前に命の営みを体で感じろ。生きる喜びを取り戻して欲しい。」

モダニズム一色の会場に、それは、遥か昔からそこに居た様だったらしい。
そして、その内部へは、地下から入り、「いのち」「いのり」の展示を経て上に出ると、50mもある生命の樹が伸びていた。

最後は、両手から大屋根へ出る仕組みだったのだ。

しかし、注意深く見ると、太郎の持つエネルギーを知るポイントが沢山散りばめられた素晴らしい番組だった。

大阪府吹田市の万博公園(日本万国博覧会記念機構のサイト)で今でも太陽の塔に会える。ああ、行きたいな〜!

[:ピピピ:]そして、迷宮美術館では、クイズ形式で太郎の魅力に迫る。
メインイベント「明日の神話」については、番組が始まって41分位でやっと始まる(笑)。


「明日の神話」のモチーフは「原爆」だった。

すなわち、「太陽の塔」と「明日の神話」は、制作時期も重なっているが、対比させられた兄弟の様な関係にあったのだ。


「太陽の塔」が、「過去から途絶える事のない生命のエネルギー」を太陽として描いたとすると、「明日の神話」は、真ん中にもう1つの太陽「原子力」を「負」のエネルギーとして表現しているのだ。

[:地球:]この作品について聞かれた時の太郎の言葉。
「原爆をモチーフにしたもので題は[明日の神話]。原爆が爆発し、世界が混沌とするが、人間はその災い・運命を乗り越え、未来を切り開いて行く、といった気持ちを表現した。」


戦後60年(本当に戦争は終わっているのか?という問題は考えないとして)のこの年に、メキシコで発見され、日本に帰って来た「明日の神話」の修復作業が始まったのは、偶然なのか、運命なのか、それともやはり必然だったのか?

早く、その姿に会いたい!!!

最後には、岡本敏子さんの元気な頃のインタビューも流れた。
「明日の神話」に会いに行った時の事を話す彼女の目は、やっぱりキラキラしていた。
そして思った。太郎+敏子って最高のパートナー「同志」だったんだなぁ。


岡本太郎記念館にて
『岡本敏子の60年』展が、2005年10月3日(火曜日休館)まで開催されている。

川崎市岡本太郎美術館にて
『岡本太郎・誇らかなメッセージ≪明日の神話≫完成への道展』が、2005年09月25日(月曜と9/20休館)まで開催されている。


月刊誌relax(リラックス)9月号にも、密かに数ページ、岡本太郎について書かれていて、そこで「明日の神話」の解説を見る事が出来る。

追記:::
[:URL:]明日の神話オフィシャルサイトが公開されている!!

2005/8/11UPDATED | | コメント (0) | トラックバック (0)

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